副業の種類としてポピュラーな「広告収入」。
YouTubeやブロガーが大金を稼いだという話しを、皆さんも聞いたことがあるのではないでしょうか?
この記事では、広告収入とはどのような仕組みで稼いでいるのかや、収入方法はどのような種類があるかを解説していきます。
長期的な副収入に興味がある方、本業とは別に副業がしたい方は是非最後まで読んで頂き、今後の参考にしていただければ幸いです。
広告収入とはどういった稼ぎ方なのか?
YouTubeなどの動画広告で有名な広告収入ですが、具体的にどういったシステムの稼ぎ方なのでしょうか?
一口に広告収入といっても、その種類は様々です。
有名どころをピックアップすると
- ブログ
- YouTube
- Twitter TikTok
- スマートフォンアプリ
などが挙げられます。
これらで投稿した動画や作品に、企業の広告を貼り付け、クリックや表示される回数ごとに報酬を得るのが、広告収入の基本的なシステムです。
広告の種類①バナー広告
広告にもいくつか種類があり、コンテンツによって利用する広告は異なります。
主に利用されている方法は以下の様なものです。
- ブログで記事の途中に表示されるバナー広告
- 動画作品の途中に表示される動画広告
どちらも課金方式は似たような形式なのですが、バーナーと動画というスタイルの差から、いくつかの違いが見られます。
ブログで記事の途中に表示されるバナー広告
「ブログで記事の途中に表示されるバナー広告」は日記のような運用をしているブログに、投稿に関連した広告を挟むという手法です。
〇月〇日九州の有名な観光地へ、絶景写真を撮ることができました。
写真画像
使用カメラの広告バナー
文章内で出てきた事柄に関連した商品を広告することで、収入を得る手法です。
自分のブログを読んでくれる人=その事柄に興味がある人、であることが多いので、広告を見てくれる確率が高いと考えるやり方となります。
バナー広告は大きく分けて運用型と純広告型の2種類の型に分けられます。
純広告は、広告枠を一定期間購入して広告素材を入稿したら、掲載期間が終了するまで基本的に何もできません。
それに対して運用型広告は、広告プラットフォーム上で広告枠と広告主がオークション形式で自動的にマッチングされるため、媒体の管理画面を通じて掲載期間や入札価格や広告素材などの調整を随時行いながら広告運用ができる、柔軟性のある広告形態です。
つまり、運用型は掲載期間などの調整が効き、純広告型は決められた期間、広告を載せっぱなしにする方法だと思ってください。
運用型の課金方式は2種類ある
- インプレッション課金方式
- クリック課金方式
クリック課金方式は文字通り、1クリックごとに課金料金が設定され、総クリック数が報酬になるシステムです。
料金相場はクリック数×1〜500円。サイトや競合の強さによって料金が変動します。
インプレッション課金方式とは1,000インプレッションごとに費用が発生する方式です。
インプレッションとは「広告が表示された回数」のことで、一人のユーザーに10回広告が表示された場合は「10インプレッション」というカウント方法となります。
料金相場はインプレッション数÷1,000×1〜300円で、こちらも競合の強さによって料金が変動します。
純広告型の課金方式は4種類ある
- 期間契約方式
- インプレッション課金方式
- クリック課金方式
- 成果報酬方式
期間契約方式は、バナー広告の掲載期間に応じて費用が発生する方式です。
料金相場は想定インプレッション数×0.5〜2円。視聴者の多い媒体で掲載されると「想定インプレッション数」が増え、料金も高くなります。
しかし、広告が表示されなくても料金が発生するので、報酬設定は全課金方式の中最も安い価格です。
純広告型バナー広告のインプレッション課金方式とは、1インプレッションごとに費用が発生する方式です。
運用広告型の時とは違い、料金相場はインプレッション数×0.7〜2.5円と1,000インプレッションに縛られない計算方法となります。
広告の非表示時に料金が発生しないため、期間契約方式より料金設定が高いです。
純広告型にもクリック課金方式があるのですが、こちらは運用型のクリック課金方式と変わりません。
料金相場はクリック数×10〜40円。違いといえ運用型より単価の値幅が狭いことでしょう。
最後の成果報酬方式は、文字通り広告から商品の注文が入った時点での課金となります。
料金相場は商品の形式によって異なり「単発購入商品の場合、商品代金×30〜40%」「継続購入商品:月々の代金×3〜4ヶ月」が相場となります。
広告の種類②動画広告
動画作品の途中に表示される「動画広告」はYouTubeなどの動画投稿サイトで見られる手法です。
ブログで紹介した広告バナーも貼り付けていますが、動画の冒頭や末尾に広告動画という形で流れます。
この動画広告は「CPV課金」「CPM課金」「CPC課金」の3つの課金形態があり、それぞれ「視聴回数」「表示回数」「1クリック数」ごとに広告料金が加算されます。
表記の仕方こそ違いますが、「CPM課金」「CPC課金」はバナー広告における「インプレッション課金方式」「クリック課金方式」とほぼ同じものです。
CPV(Cost Per View)課金は、動画広告の視聴回数によって掲載費用が課金される形式です。
動画広告では一般的な課金形態で、広告の掲載期間に動画を何回視聴されたかで支払う広告料金が決まります。
この際、視聴回数にカウントされるタイミングは3秒時点、5秒時点、完全視聴などがあり、カウント基準は掲載するメディアによって異なります。
例:YouTubeは動画を30秒以上視聴(※30秒未満の動画は最後まで視聴)時点で課金
CPM(Cost Per Mille)課金はバナー広告における運用型のインプレッション課金方式と同じ形式となります。
例:1,000回あたりのインプレッションの平均単価が30円、動画広告の掲載期間中のインプレッション数が10,000インプレッションだった場合、最終的な広告掲載費用は「10,000×30円=300,000円」です。
CPC(Cost Per Click)課金はバナー広告におけるクリック課金方式と同じ形式となります。
広告収入のメリット・デメリット
恒久的な副収入を得ることができる広告収入ですが、安定した収益を上げるには、定期的なコンテンツの更新が必要です。
そうでなくとも、収益化を通す前に一定の評価をクリアしなければいけない広告もあります。
そこで、ブログなどを用いたバナー広告とYouTubなどの動画コンテンツを用いた動画広告に焦点をあてて、メリット・デメリットをまとめてみました。
広告収入のメリット
- 時間や場所にとらわれない
- 初期費用が少額でも始められる
- 本業とは別の収入源を得られる
- ニーズのあるコンテンツなら安定して収益化できる
やはり広告収入のメリットとしては、時間の制約がないことが一番の特徴ではないでしょうか。
休日にまとめて執筆や動画の撮影・編集作業を行うことができ、自分ペースで作業を進められるのは、メリットとして大きいと思います。
また、初期投資が少ないのも魅力的です。
コンテンツによっては、ネット環境さえあれば、一切の初期投資をかけずに副収入が得られるのですから、初心者にとってもありがたいことでしょう。
広告収入のデメリット
- 必ずしも稼げるわけではない
- サービスの仕様変更に左右される
- 確定申告が必要
対して広告収入のデメリットとしては、「時間をかけただけ稼げるわけではない」ことがあげられます。
アルバイトなどであれば、働いた時間分の時給を得ることができますが、広告収入では「見てもらえて」「クリックしてもらえて」初めて料金が発生します。
はじめのうちは特にですが、動画の作成・編集時間などを時給換算すると、とても割に合いません。
コンテンツが充実し、視聴者が増えれば収入も安定しますが、労働に見合った収入を稼げるまで相応の苦労があります。
また、広告収入は個人事業になるので、確定申告を自身で行わなければいけないのも、見逃せないデメリットです。
【まとめ】広告収入は視聴者数が安定するまでが大事
この記事では広告収入について、バナー広告と動画広告に焦点をあてて解説しました。
どちらの広告も、まずは一定の視聴者を得ることが重要となってきます。
「期間契約方式」「インプレッション課金方式」「クリック課金方式」どの形式の広告収入を使うにせよ、まずは見てくれる視聴者を確保しないことには始まりません。
まずは自分が面白いと、見てみたいと思えるコンテンツをある程度の期間投稿することが大事となるでしょう。