皆さんは、PUZZLE(パズル)という副業サービスを知っていますか?
PUZZLEとは、中野愛望という女性が開発及び広告塔をしており、「脳科学に基づく手法を駆使して1日3万円を稼ぐことのできる能力を会得する」というキャッチコピーを謳っている副業サービスです。
紹介ページでは、「元手0から毎日確実に3万円稼いでもらう」という強気な記載がされていました。
そこでこの記事では、PUZZLEが具体的にどういったサービスであり、詐欺の可能性がないのかや、中野愛望氏とはどういった人物なのかなどを徹底調査していきます。
PUZZLEに関する口コミや評判も確認していくので、副業などに興味のある方は最後までお付き合いください。
PUZZLE(パズル)とはどういったサービスなのか?

PUZZLE(パズル)とは、「脳科学に基づく手法を駆使して1日3万円を稼ぐことのできる能力を会得する」というキャッチコピーの副業サービスであり、その内容は投資を用いた資産運用です。
紹介ページでは、決められた時間に決められたボタンを押すだけで1日3万円の利益(1回1万円×3回)を完全保証するという記載があります。
紹介ページの内容をまとめると、以下の通りです。
- 決められた時間にボタンを押すだけで1日3万円稼げる
- 投資の知識や経験や一切不要
- 初期費用0円で始めることが可能
- 適切な4人の投資家が完全サポート
ここから読み取れるのは、PUZZLEのエリート投資家が最適なタイミングで取引タイミングを教えてくれるサービスというイメージを持ちます。
しかし、それでは「脳科学がどうかかわってくるのか?」や「個人それぞれに投資家がつく意味」がわかりません。
稼げるタイミングを予想するというサービスなのであれば、その通知を一斉送信すれば済む話ですし、PUZZLEの稼ぎ方にはまだまだ疑問点が多いです。
中野愛望とはどういった人物なのか?

紹介ページの内容だけでは、PUZZLE(パズル)のサービスが具体的にどういったものなのかが分かりませんでした。
そこで次は、開発者兼広告塔を務めている中野愛望という女性が、どういった経歴を持ち、どの様な人物なのか?という観点から調べていきます。
中野愛望氏のプロフィール
PUZZLEの紹介ページでは、開発者である中野愛望氏のプロフィールが紹介されています。
中野愛望(なかの えみ)37歳
京都府出身 東京大学大学院 教育学研究科
身体教育学コース 卒業理化学研究所 脳神経科学研究センター所属。
脳科学をベースにした独自の組織開発セミナーが多くの企業様より評価され
事業として展開。現在は研究者兼経営者として活躍。脳科学と投資で既に15年以上経過しており
これまでセミナーを通して指導してきた受講生は
国内外、個人を合わせて6万8737人。
大した経歴の持ち主ですが、理化学研究所 脳神経科学研究センターのサイトから研究者一覧で検索しても、中野愛望という研究員を見つけることができませんでした。

過去の所属者は分からなかったのですが、少なくとも現行の研究員ではないようです。
SNSとYouTubeで活動しており実在の人物ではある
研究員としての検索はできませんでしたが、中野愛望氏のSNSをX(旧Twitter)で発見することができました。
この書き込みからもわかる通り、YouTubeで副業に関する動画なども定期的に挙げており、少なくとも実在する人物であることは分かります。
PUZZLE(パズル)の特商法に基づく表記を確認

PUZZLE(パズル)のような投資による資産運用サービスの業界は、ニュースにも取り上げられているほど詐欺が多い業種でもあります。
詐欺会社の判別方法としては、特商法に基づく表記がしっかりと記載されているかを確認すべきです。
特商法に基づく表記とは?
特定商取引法とは、消費者を守るための法律です。
ECサイトのような通信販売だけでなく、訪問販売や電話勧誘販売など、消費者とトラブルが発生しやすい取り引きに対して、事業者側が守るべきルールを定めています。
正式名称は「特定商取引に関する法律」といい、「特商法」と呼ばれることもあります。
例としてあげると、クーリングオフ制度なども、特商法により定められた制度の1つです。
逆に言えば、これを表記していないサービスは、法律を守る気のない詐欺会社である可能性が高いともいえるのです。
PUZZLE(パズル)には特商法に基づく表記があった
紹介ページの一番下に、PUZZLEの特商法に基づく表記がしっかりと記載されていました。
■サイト名 :PUZZLE
■運営責任者:後藤善治
■運営会社:有限会社自由人
■登録地:東京都品川区西五反田8-2-12アール五反田7A
■メールアドレス:logical.web.service.2025@gmail.com
■連絡先:080-4806-0893
【サポート対応時間】
10:00〜23:00
特商法の表記には、運営会社名・代表者名・所在地・連絡先の4項目の記載が義務付けられているのですが、PUZZLEは問題なく、すべての項目が記載されていました。
詐欺を働く会社の多くは、少しでも情報を隠そうとするものなので、開発者がSNSなどで顔出ししていることを含めて考えると、詐欺の可能性は低いのかもしれません。
PUZZLE(パズル)で収益を稼げるまで

次に、PUZZLE(パズル)への登録方法と、収益発生までのステップを紹介していきます。
大体の流れをまとめると、以下の通りです。
PUZZLE(パズル)への登録は紹介ページから行えます。
紹介ページの「無料で内容を確認する」というボタンをクリックして、メールアドレスを登録。
送られてくる確認メールをチェックします。
送られてくるQRコードからLINEへとアクセスして、「PUZZLE 中野愛望」という公式アカウントを友達登録します。
ここで登録したLINEのトーク機能を使って、今後はやり取りを行うのです。
送られてくる簡単なアンケートに答えて、ユーザーのタイプを「分析型」「構造型」「社交型」「コンセプト型」の4つのタイプに分類します。
この分析を元に、4人の投資家が選ばれるそうです。
10時、15時、20時といったように1日3回、決められた時間にボタンを押すことで利益が発生します。
以上のステップで登録を行い、その後無料体験を実施します。
最終的に有料コミュニティへと案内される
登録を進めていくと、最終的に「パズルメンバーズ」という有料プランへと誘導されました。
案内された金額は9,8000円。
決して安い金額ではありません。
登録自体はとても簡単で、作業もスマホが苦手な高齢者であってもできそうな内容でしたが、「やることが決められた時間にボタンを押すだけにもかかわらず、何故タイプを分析する必要があったのか?」という疑問が、最後まで解消されませんでした。
この作業だけなら、わざわざ個別に投資家をつける意味も分かりませんし、9,8000円を払うには少しモヤモヤする結果です。
PUZZLE(パズル)の口コミや評判

PUZZLE(パズル)の口コミや評判を調べたところ、ユーザーらしき方による書き込みは見つけることはできませんでした。
あったのは、ここのようなPUZZLEに対する検証記事、それも内容はネガティブなものばかりです。
紹介ページでは、過去の実績という形でユーザーらしき人達の写真が記載されていましたが、広告内の表記なため鵜呑みにはできないでしょう。

中野愛望氏とユーザーらしき人が一緒に写っている写真が、紹介ページには飾られています。
【まとめ】PUZZLE(パズル)は詐欺の可能性は低そうだが実績確認ができない
この記事では、PUZZLE(パズル)が具体的にどういったサービスであり、詐欺の可能性がないのかや、中野愛望氏とはどういった人物なのかなどを紹介しました。
特商法に基づく表記の内容や中野愛望氏の経歴・活動から見ると、PUZZLE(パズル)が詐欺である可能性は低いように思われます。
ただし、実際にサービスを利用するには9,8000円という安くない金額が必要な事や、評判や口コミといった実績確認が取れていない点、脳科学や投資チームがサービスにどうかかわっているのかが不明な点などを考えると、まだ様子見をすべきというのが私の感想です。
少なくとも、SNSなどで「○○万円儲けた」といった、実績確認ができてからの参加を推奨します。