中卒で学歴をカバーするために、就職・転職で役立つ資格を取得したいと考えている方もいるでしょう。
資格によっては就職で有利になったり、学歴に関係なく即戦力として職場に重宝される人材になったりすることも可能です。
この記事では、中卒で資格を取得することで得られるメリットや就職時に有利になりやすいおすすめの資格を紹介します。
あわせて、効率的に資格を取得する方法もお伝えします。
これから、就職・転職に向けて準備を始めたい中卒者はぜひ参考にしてください。
まずは、中卒が資格を取るメリットから見ていきましょう。
中卒が資格を取ることで得られるメリット
中卒で就職活動を行った場合、応募資格の条件で大きな壁にぶつかることが多々あります。
というのも、企業が提示している応募条件の多くが「高卒以上」としているからです。
学歴で条件をクリアできなくても、実務で役立つ資格を持っていれば中卒でも就職や転職は十分できます。
中卒が資格を取るメリットには、以下があります。
就職活動で有利に働く
企業が中卒に対して抱くイメージは、就業態度の悪さや学習意欲への不安など、残念ながらマイナスの場合が多くあります。
ただ、一般的には中卒でも3人に1人は正社員として就職できるといわれています。
資格を取得していれば継続力や忍耐力があると判断され、イメージアップにつながるのは確かです。
また、資格を持っていることで仕事の選択肢が増えたり、採用担当者から有資格者として高い評価を得られたりする可能性もあります。
中卒は、高卒よりも学歴の面ではどうしても評価されにくい側面があります。
就職先の現場で役立つ資格を取得していれば、企業からは自社で活用できる人材と評価され、採用につながりやすくなることもあります。
就職で少しでも有利になるためには、中卒で取れる資格はできるだけ応募前に取るようにするといいでしょう。
転職の際に異業種でも採用されやすくなる
転職時の希望職種が専門職の場合、現場で活かせる資格を持っていると異業種でも採用されやすくなります。
中卒でも現場での需要が高い有資格者として採用されれば、入社後も即戦力として企業に大きく貢献できる可能性は高いです。
また、資格を取得していることへの評価も企業によっては十分してもらえるでしょう。
新しいことに前向きに挑戦する姿勢や仕事へのやる気を評価してもらえれば、職種未経験であっても就職できることもあります。
特に、専門職は資格ありきの側面が大きいので、学歴に関係なく希望の職種に就けることも珍しくありません。
資格手当をもらえる職場もある
資格を持っているだけで、毎月の給料に上乗せして資格手当がもらえる職場もあります。
中卒でもチャレンジしやすい建設系や医療介護系の職種は、さまざまな資格があります。
現場で働きながら経験を積み、タイミングを見て新たな資格を取得することで、任される仕事や組織内での立ち位置にも変化が起きるはずです。
周りから人柄や能力が認められれば、キャリアアップも視野に入れた働き方も実現できるでしょう。
また、保有資格が増えてくれば、たとえ基本給が低くても、資格手当が支給されることでそれなりの収入レベルに到達できる可能性もあります。
取得するのが難しい資格は資格手当が手厚い場合が多いので、大幅な給与アップも狙えるでしょう。
ただし、職場によって資格手当には差があるので、応募前にしっかりと確認することが大切です。
次からは、資格にはどんな種類があるのか見ていきましょう。
資格を取る前に種類を把握しよう
資格には、国家資格とその他の資格としての民間資格や公的資格があります。
資格の勉強を始める前に、基本的な部分も知っておくと自分に必要な資格を見つけやすくなります。
ここからは、国家資格と民間資格、それぞれの特徴を見ていきましょう。
国家資格
国家資格とは、法律に基づいて特定の専門領域において、能力や知識があると公的機関から認められたことを証明できる資格のことです。
社会的信用も高く、高収入が期待できる場合も多いため人気です。
また、就職・転職先によっては、国家資格を持っていることで条件や待遇が優遇されることもあります。
例えば、中卒でも取得できる国家資格には宅地建物取引士や調理師、中小企業診断士、旅行業務取扱管理者、貴金属装身具製作技能士などがあります。
いずれも、この記事の後半で詳細を紹介しますので、気になる方はぜひ参考にしてください。
社会的ステータスや収入重視で取る資格を決めたい方は、国家資格を候補に入れるといいでしょう。
民間資格
民間資格とは、民間団体が定める基準に基づいて、能力や知識が身についていると証明できる資格です。
民間資格の一部として、公的資格も存在します。
中には、民間資格を持っていても意味がないとする声もありますが、そんなことはありません。
仕事によっては国家資格がなく、民間資格を取得していないと仕事を優先的に任せてもらえないこともあります。
就職・転職時にアピールできる民間資格は、積極的に取得することをおすすめします。
続いては、中卒が資格を取る前に知ってほしいことを見ていきましょう。
中卒が資格を取る前に知ってほしいこと
「中卒で希望する仕事に就職・転職するなら資格が必要」と思っている方もいるでしょう。
しかし実際は、就職を希望している企業や業界によって資格の必要性は全く違ってきます。
ここからは、中卒の就職・転職に必ず資格が必要なのかについて解説します。
高卒認定資格はいらない
「中卒で仕事を選んで就職するなら、まずは高卒認定資格を取ることから始めるべきだ」と考える方も多くいます。
高卒認定資格は、高等学校卒業程度認定試験を受験して合格すると取れる資格です。
何らかの事情があって高校に行けなかった人でも、高校を卒業した人と同等の学力があると証明できる大切な資格になります。
専門学校や大学へ進学する場合は応募要件として「高校卒業」が盛り込まれているので取る必要があります。
ところが、就職・転職での応募条件に記載がなければ、取っていなくても特に問題ありません。
資格がなくても就活自体はできる
中卒で資格がなくても就職・転職はできます。
というのも、初めから資格がないと応募できない仕事は別として、基本的には資格はあくまで専門的な能力や知識があると証明するアピールポイントに過ぎないからです。
中卒の場合は資格取得よりも、履歴書や職務経歴書、面接対策にしっかり取り組むことで就職先や転職先が決まりやすくなります。
最近は、コミュニケーション能力が人並みにあり、社会人経験の浅い人材を積極的に採用して人材育成に力を入れる企業が増えてきました。
そのため、人柄重視で若手採用を実施している企業も少なくありません。
採用担当者から好印象・高評価を獲得するためには、過去の選考傾向なども調べた上で、しっかりと希望する企業別に対策をしておくといいでしょう。
個人の副業で結果が出てればそれがアピールになる
すでにお伝えしている通りで、中卒で就職・転職活動を行う上で資格は有利に働くこともあるので、取っていて損することはありません。
資格以外に何らかのアピールポイントがあれば、それを有効活用して就職・転職を成功させるのも手です。
例えば、個人ビジネスを行い、副業で結果を出せていれば、それだけで大きなアピールポイントになります。
もっと言えば、応募する仕事に直結した資格を保有して親和性の高いビジネスで成功していると、より高い評価を得やすくなります。
副業で成果を出すのは簡単なことではありません。
個人ビジネスを成功に導くためには継続力や忍耐力、コミュニケーション力など、さまざまな能力が求められます。
選考を受ける時点で成功談があると、自分自身に備わっている能力をしっかりと証明できます。
採用する側としても、信頼できる優秀な人材なのか判断する基準の一つとして活用しやすく、資格の有無よりも就職・転職の際に有利に働く可能性は高いでしょう。
次からは、中卒が取れる就活に有利なおすすめの資格を見ていきます。
中卒が取れる就活に有利のおすすめ資格
中卒が持っていると就職に有利になる資格には、どんなものがあるのでしょうか。
ここからは、中卒が持っていると就職・転職時に有利になりやすいかつ現場での実用性が高いものをピックアップして紹介します。
資格取得を考えているものの、どの資格を取ればいいのか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
- 宅地建物取引士
- 調理師
- 保育士
- 行政書士
- 日商簿記
- ファイナンシャルプランナー
- 基本情報技術者
- 診療報酬請求事務能力認定試験
- MOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)
- 旅行業務取扱管理者
- インテリアコーディネーター
- 中小企業診断士
- 貴金属装身具製作技能士
- 登録販売者
- 医療事務
- 製菓衛生師
- ピラティスインストラクター
宅地建物取引士
宅地建物取引士(宅建士)は、中卒でも取得できる国家資格です。宅建とも呼ばれます。
宅建士として採用されれば、お客様が土地や建物の賃貸や売買の斡旋時の契約において、損害を負わないように必要な重要事項を説明する業務を任せられることになります。
合格率が16%前後と難易度は高いものの、取得すれば不動産業界や建築業界、金融業界などさまざまな就職先で活躍できるだけの価値がある資格です。
中卒で学歴に関係なく実力重視で稼げる業界に就職したい方には、不動産業界の営業職がおすすめです。
調理師
調理師は、中卒でも取得できる国家資格です。
受験資格は、「中学校を卒業していること」と「2年以上指定施設で調理業務に携わったこと」となっています。
最短ルートで調理師の資格を取りたい方は、飲食店でアルバイトとして2年以上働くのが手っ取り早いでしょう。
調理師の資格があれば、就職先やお客様からの信頼を得られるので、飲食業界にも就職・転職しやすくなります。
試験なしで食品衛生責任者になれるのもポイントです。
将来的には料理長やマネージャー、独立開業も十分視野に入れることができます。
保育士
保育士は、中卒でも取得できる国家資格です。
中卒の場合は、受験資格として「都道府県が認可する施設で一定の実務を経験する必要がある」と定められています。
実技試験では、音楽・造形・言語の中から2つを選択して受験することになります。
このとき、学歴は関係ないので中卒であっても特に気にする必要はありません。
保育士の資格を取得できれば、保育園や児童養護施設、児童自立支援施設などで働けるようになります。
行政書士
行政書士は、中卒でも取得できる国家資格です。
宅建士と並んで、合格難易度が高いといわれています。
士業に憧れている方や独立開業を目指している方は、持っていると役立つでしょう。
主な業務は、官公署などに提出する書類の作成や手続きの代行です。
法律の知識を活かしながら、記入漏れや期限切れなどを確認しつつ、丁寧に書類作成できる方が向いています。
日商簿記
日商簿記は、中卒でも取得できる民間資格です。
簿記の資格には日商簿記の他に、全経簿記と全商簿記があります。
中でも、日商簿記は知名度が高く受験者も多いです。
持っているだけで就職・転職時に有利になるメリットがあります。
企業の事務や経理部門への就職を考えている方は、2級以上を取得しておくといいでしょう。
ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナー(FP)の資格には、国家資格のFP技能士と民間資格のAFPとCFP(R)があります。
いずれも、中卒でも取得できる資格です。
ダブルライセンスやトリプルライセンスとして取得する人もいるくらい、人気があります。
ファイナンシャルプランナーの資格を持っていれば、顧客からのお金にまつわる相談に対してのアドバイスが可能です。
活躍できる業界も金融業界やコンサルティング業界、ハウスメーカーと幅広いので仕事の選択肢も広がります。
実務で役立つのは2級以上です。
また、2級の受験資格には、3級の取得あるいは実務経験が必要です。
基本情報技術者
基本情報技術者(FE)は、中卒でも取得できる国家資格です。
ITパスポートよりも格上の資格で、ITエンジニアを対象としています。
取得すれば、プログラミングやシステム保守・運用などでスキルを活用できます。
また、キャリア転向時や転職する際も有利です。
就職後はエンジニアとして業務をこなしながら、実務で必要性の高い資格を取得するといいでしょう。
診療報酬請求事務能力認定試験
診療報酬請求事務能力認定試験は、中卒でも取得できる民間資格です。
医療事務関連の資格の中ではトップクラスの難易度を誇ります。
取得すれば病院やクリニックの受付業務に加えて、レセプト(診断報酬明細書)の作成ができるようになります。
レセプト業務とは、患者のカルテに記載がある診療情報を元にレセプトを作成したり、点検や修正したりするものです。
レセプトは病院・クリニックの利益に直接的に影響するものなので、ミスは避けなければいけません。
医療事務の仕事に就きたい方は基本的な知識が学べる資格を取得したあとに、将来的に診療報酬請求事務能力認定試験の資格取得を目指すといいでしょう。
MOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)
MOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)は、中卒でも取得できる民間資格です。
持っていればWordやExcel、PowerPointといったオフィス系ソフトを使えるスキルやITリテラシーを証明できます。
特に、事務職や営業職など、オフィス系ソフトを使って効率重視で業務をこなす必要がある職場では、高く評価されるでしょう。
旅行業務取扱管理者
旅行業務取扱管理者は、中卒でも取得できる民間資格です。
旅行業務取扱管理者には、国内旅行業務取扱管理者資格と総合旅行業務取扱管理者資格(海外)、地域限定旅行業務取扱管理者資格があります。
これから取得する場合は、初めに国内旅行業務取扱管理者資格を取得しておくといいでしょう。
この資格を持っていれば、旅行の企画や取引、実施といった旅行業務全般に関する知識があると証明できます。
旅行代理店には、旅行業務取扱管理者の資格を持っている人材を最低1人は設置する義務があります。
そのため、旅行業界で就職を考えている方は応募前に取っておくといいでしょう。
実務経験をある程度積めば、管理者としてのキャリアや独立開業も視野に入れやすくなります。
インテリアコーディネーター
インテリアコーディネーターは、中卒でも取得できる民間資格です。
持っていれば、インテリア業界や住宅業界、不動産業界で役立ちます。
インテリアコーディネーターの仕事は、顧客の要望に沿ってコーディネートを提案することです。
業務自体は資格なしでもできます。
ただし、資格があれば、顧客からの信頼が得られたり、必要な知識・スキルを証明できたりするので取っておくことをおすすめします。
中小企業診断士
中小企業診断士は、中卒でも取得できる国家資格です。
他の国家資格と比較して資格取得までに時間がかかるものの、取得後は頑張り次第で高収入や独立開業も目指せます。
中小企業診断士の資格を持っていれば、企業の経営診断や相談、各種書類作成および申請、専門知識の発信といった業務が行えます。
また、経営コンサルトとして、経営コンサルティングファームやマーケティング会社、企業のIT部門などさまざまな職場で活躍できるでしょう。
貴金属装身具製作技能士
貴金属装身具製作技能士は、中卒でも取得できる国家資格です。ジュエリーデザイナーともいわれます。
取得すれば金や銀、プラチナなどを材料としたジュエリーを作る専門の技術者として働けます。
中卒の場合は、実務経験が6ヶ月未満でも受験できる3級をまずは取得するといいでしょう。
登録販売者
登録販売者は、中卒でも取得できる国の資格制度です。
取得すれば、第2類医薬品と第3類医薬品を販売できます。
登録販売者は現場からの需要が高いため、就職・転職先には困らないでしょう。
ドラッグストアや調剤薬局、コンビニなど、一般的な医薬品を取り扱う店舗で働けます。
必要条件を満たせば、医薬品販売店舗のオーナーとして独立することも可能です。
医療事務
医療事務は、中卒でも取得できる民間資格です。全部で約20種類あります。
仕事自体は資格がなくてもできます。
医療事務の仕事は病院やクリニック、調剤薬局などで安定した需要がある上に、ライフスタイルに合わせた働き方ができるため、競争率も高いようです。
就職・転職で有利になるためには、医療事務の中でも基本的な資格とされる医療事務検定試験や医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)は取得しておくといいでしょう。
製菓衛生師
製菓衛生師は、中卒でも取得できる国家資格です。
受験条件には、「製菓製造業に2年以上従事した」あるいは「厚生労働省が指定した製菓衛生師養成施設で1年以上学んだ者」とあります。
中卒の場合は、実務経験を積んで試験に臨むといいでしょう。
製菓衛生師の資格を持っていると、申請のみで食品衛生責任者の資格が取れるのもポイントです。
製菓衛生師の資格はなくてもいいという意見もありますが、和菓子職人やパティシエ、パン職人として将来的には指導者あるいは独立開業を目指している方は持っておくと役立つときが来るでしょう。
専門的な知識や技術、衛生管理面で安心安全のお菓子を提供できることは、お客様の信頼獲得にもつながります。
ピラティスインストラクター
ピラティスインストラクターは、中卒でも取得できる民間資格です。
MAJOLI(マジョリ)やBASIをはじめとする、資格取得団体は複数あります。
目的に合った資格が取得できるところを選びましょう。
西洋のヨガともいわれるピラティスは、正しい知識に基づいて実践すれば、姿勢改善や肩こりの解消、骨盤の歪み改善などさまざまな効果が期待できるエクササイズとして人気です。
マットを使うものとマシンを使うものがあります。
最近は、ジムやフィットネススタジオだけでなく、病院や高齢者施設でも機能回復を目的としてピラティスを取り入れるケースも増えてきました。
正しい方法でピラティスを広めるためには、ピラティスインストラクターの資格を取っていると役立ちます。
資格取得後は、フィットネススタジオや動画配信によるオンラインレッスンでの個人レッスン、個人インストラクターとしての開業などさまざまなシーンで資格を活かせるでしょう。
最後に、中卒が資格を効率的に取る方法を見ていきます。
中卒が資格を効率的に取る方法
独学で資格取得を目指す場合、勉強に充てる期間が長期化しやすく、モチベーションを保つのにも苦労するものです。
ここでは、中卒が資格を効率的に取るために実践すると良いおすすめの方法を紹介します。
通信講座を利用する
中卒が効率的に資格を取るおすすめの方法の一つが、通信講座の利用です。
独学よりも費用はかかるものの、専門学校に行くことを考えると安く済むと人気です。
また、通信講座は家にいながら自分のペースで学べるため、仕事や家事、育児と並行して効率的に資格の勉強に励みたい方にはぴったりでしょう。
添削サポートも受けられるので、分からないところも早い段階で解決しやすく、効率的に資格取得に向けて勉強できます。
どの通信講座を選べばいいのか分からない方は、こちらの講座も参考にしてください。
SMART合格講座
SMART合格講座は、さまざまな検定や講習会を開催している一般財団法人全日本情報学習振興協会が運営する通信講座(オンラインスクール)です。
全部で40以上の講座(国家資格・民間資格)があります。
講義は単元ごとに5分から15分(再生速度1.5倍速、2倍速に対応)。
スマホ1台で、隙間時間を活用しながら資格取得に向けて効率的に学べます。
以下に、費用の一例を記載しておきます。
・宅地建物取引士 25,300円(税込)
・行政書士 10,450円(税込)※「超速 行政書士 SMART合格講座」の場合
・保育士 29,700円(税込)
試験対策に関しては、出題頻度の高いテーマや問題をピックアップしているので無駄がありません。
限られた時間で効率的に要点を押さえながら、資格取得の勉強がしたい方には特におすすめです。
オンスク.JP
オンスク.JPは、株式会社オンラインスクールが運営する通信講座サービスです。
書籍付きで最短での国家資格・民間資格の合格が目指せる「TEPPAN」と、60ジャンル以上の講座が受け放題の気軽に学べるサブスク「ウケホーダイ(月額1,628円)」のコースから選べます。
参考までに、TEPPANの費用も一部記載しておきます。
・行政書士 60,500円(税込)
・インテリアコーディネーター 19,800円(税込)
動画講義は、1つあたり5分から10分程度で倍速再生にも対応済み。
通信講座はモチベーション維持が難しいものです。
オンスク.JPなら、自分で学習の進捗状況が把握しやすい「学習管理機能」や受講生同士で質問できる「みんなの学習相談機能」など受講生にとって魅力的なサービスも充実しています。
無期限で自動更新なしの無料体験もあるので、気になる方は試してみるといいでしょう。
スタディング
スタディング(STUDYing)は、KIYOラーニング株式会社が運営する通信講座です。
不動産やビジネス、法律など30以上の講座(国家資格・民間資格)を展開しています。自動契約・更新はありません。
間違えた問題を復習するタイミングを自動で設定したり、実力スコアを表示したりと、AIを搭載した学習サポート機能が使えるのが特徴です。
他にも、合格に向けて励まし合える勉強仲間機能もあり、受講生にとって最適な学習方法で資格取得に向けて学べます。
動画講義は1本あたり5分程度。
自宅はもちろん、外出先でも効率的に学べるようにコンテンツ内には積極的に図解を導入しているのもポイントです。
また、オリジナル問題集やWebテキストも充実しています。
以下に、費用の一例を記載しておきます。
・中小企業診断士 48,400円(税込)~
・基本情報技術者 36,800円(税込)~
・登録販売者 17,360円(税込)~
分からないことは、これまでの受講生の質問をまとめた質問Q&Aが活用できるので通信講座に慣れていない方も安心です。
専門学校に入学する
学校に通いながら資格取得を目指したい方は、専門学校に入学するのも手です。
専門学校では、独学や通信講座とは比べものにならないレベルの手厚いサポートが受けられます。
また、学校で学ぶことでクラスメイトや教員との新たなコミュニティも構築できます。
多くの専門学校が、卒業後の就職先についても斡旋してくれるので資格取得後はすぐに就職したい方も安心です。
ただし、中卒者が専門学校を受験するためには、高卒認定試験を受けて合格する必要があります。
中卒者向けに、高等専修学校(専修学校高等課程)が日本全国にあるので、取得したい資格が学べる場合はそちらに入学するのもいいでしょう。
3年制のコースの場合は、卒業と同時に高校卒業資格が得られます。
アルバイトとして働きながら学ぶ
資格によっては、アルバイトとして働きながら実務経験を積むことで職歴としてみなされたり、資格が取得できたりすることもあります。
日々知識や技術を身につけながら資格取得が効率的にできるので、できるだけ早く資格を取って正社員として安定した仕事に就きたい方には魅力的でしょう。
また、資格に加えて、実務経験があれば現場でも即戦力として活躍できると期待されやすく、就職・転職時に採用されやすいメリットもあります。
【まとめ】中卒で取れる資格は豊富!効率重視なら通信講座の活用がおすすめ
中卒の場合、学歴や資格がないことを理由に数少ない選択肢の中から仕事を選び、就職する方も多くいます。
職場で役立つ資格を取得して学歴に関係なく評価してもらえる業界へ進めば、高卒や大卒と何ら変わりなく採用してもらえる可能性が高くなります。
資格によっては、高卒を受験要件にしているものも多くあります。
しかし、中卒であっても受験・資格取得できる国家資格や民間資格は、今回紹介した通りで複数あるので安心してください。
効率的に資格を取得したいなら、独学よりも通信講座や専門学校で学ぶ方がおすすめです。
中卒でこれから新しく資格を取得したい方は、ぜひこの機会に新たな一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。